劇場版「Dr.コトー診療所」感想


ご無沙汰しておりました。

Namiです。

 

年の瀬になってきて、お忙しい方、仕事納めをしてひと息ついている方、年末にやり残したことを片付けている方、忘年会に引っ張りだこの方、、、

様々にお過ごしでしょうか。

 

私も先日仕事を納めてほっとしているところです☕️

ということで、まとまった時間が出来たことだし観たかった映画の消費をしつつ、私の今年ラストを飾る映画はどれにしようかなと、、、

 

私の中で1年の最後に見る映画には去年からこだわりがありまして、というのも

去年のラスト映画はNetflixオリジナル映画「浅草キッド」でした。

芸人ビートたけしの芸人になるまでの道のりを描いた映画で、波乱な人生を笑いと涙で締めくくったのが去年の今頃でした。

私は今流行りの映画とか人気だからという映画より、割とその時の気分で見る映画を選ぶのですが、年の最後の映画は、1年の集大成というか、もしくは来年の1年の運勢を占うようなおみくじというか、、、

年の最後に見る映画は私にとってそんなものなのです。

 

まあ、最後になるかどうかはともかく気になっていたこの映画

Dr.コトー診療所

を見に行ってきました!!

 

🏷作品情報

 

🏷あらすじ

日本の西端の離島・志木那島。東京から来た医師”コトー先生”こと五島健助はたった一人で彼らの命を守り続け19年が経った。島民たちと長い年月を過ごし、向き合い続けてきたコトー先生にとって、島民たちは家族であり、また島民たちにとってもコトー先生はかけがえのない存在だった。数年前にコトーと看護師の星野彩佳は結婚し、彩佳は妊娠していた。島民たちもコトーの診療所を頼りながら変わりない日常を送っていた。しかしこの島の平穏な日々に少しづつ字変化が訪れていくー。

 

🏷感想

※ここから先はネタバレを含みます※

 

ファンの方なら大歓喜でしょう。

なんとこの映画、ドラマ放送から16年たった今カムバックし、なんとキャストや主題歌も当時と全く同じです!

さらには当時小学生の剛洋役だった俳優の富岡涼さんは、すでに芸能界を引退し会社員として働いているにも関わらず、監督からの出演オファーで特別に今回の映画に戻ってきてくれたそうです!

変わらない島の人々の顔ぶれに懐かしさに浸りながら、16年も経っている分みんな少し老けたところも時の流れを感じて楽しみながら見れました。

 

このドラマが放送されていた時は私は小学生ぐらいでしたね。

小さいながらにこのドラマを見て、オペするコトー先生がとにかくかっこよくて、そんな子トー先生は謙虚で控えめで全てを島のひとを救うことだけに捧げてて、

当時は全てのお医者さんがコトー先生みたいなんだろうと思っていました。

印象に残ってるドラマの一つです。

 

大人になって見たからか、はたまた物語が20年後を描いているからか、

内容が凄く重かった、、、、

今回の内容では、これまでたくさんの人々の命を救ってきたコトー先生にある変化があります。

そんなコトー先生が自分を犠牲にして台風被害に遭った島民たちの治療を優先する姿は

正直見たくなかったし、辛かった、、、。

東京から来た研修医の織田判斗先生(高橋海人)が、病気のコトー先生が無理をしてまで診療しなければいけないほど島全体が1人の医師に頼りすぎているこの医療形態事態に問題がある、と話す場面があるんですが、まさにその通り。

台風で被害に遭った人たちを限界を越えながら治療するコトー先生と、出産間近の看護師絢佳が痛々しすぎて。

これが過疎高齢が進んだ医療現場の現実か、と悲しくなりました。

シゲさん(泉谷しげる)が、「志木那島は日本の最先端だ。これが日本の未来だ」

と言っていますが、本当に考えさせられました。

意味深なラストシーンでしたが、私はコトー先生はなんとか生きて幸せに暮らしていると思う。(出ないと自己犠牲が正当化されてしまうから、そうであってほしいなあ)

 

ただちょっと、16年ぶりの島の人たちのストーリーを追ってるだけあって、内容が盛りだくさんすぎたところはありました。

 

だけどやっぱりコトー先生の人格の素晴らしさ(吉岡秀隆さんがハマり役でこれがまた良い!)と、島の人たちの人間味や温かさがよく描かれていて、私も小さな田舎生まれなのですが、田舎に帰れたくなる、田舎の素晴らしさを思い出すような映画でした。

 

Dr.コトー診療所のファンの方は、是非見ていただければ楽しめると思います!

 

大好きなコトー先生が幸せになりますように。